「共謀罪」で民主、自民党との協議に応じない方針

 「共謀罪」の創設を柱とする組織犯罪処罰法改正案について、民主党は2日午前、同法案の衆院法務委採決を目指す自民党との協議には応じない方針を確認した。自民党は同日午後の衆院法務委で民主党の修正案を採決するよう求めているが、民主党は「将来の再修正をにらんだ奇策だ」(渡部恒三国対委員長)と反発。荒井聡国対委員長代理は「今の状況では(民主党の)修正案提出を見合わせなくてはならない」としており、与野党の駆け引きが激化している。
 同法案は、国連で採択された国際組織犯罪某氏条約の批准に必要な法整備の一環と位置づけられている。しかし、麻生太郎外相は同日午前の記者会見で「民主党案のままだった場合、十分条件を満たしていないので、条約の批准はできない」と断言。これに対し民主党国対幹部は「自民党は『民主党案を丸のみする』と言っているのに、矛盾している」と批判した。
 民主党は国対役員会で「自民党の対応は『丸のみ偽装』だ。自民党との協議には応じられない」(荒井氏)との方針を確認した。鳩山由紀夫幹事長も記者団に対し、今国会中の採決について「基本的には無理だ」と述べた。
 これに先立ち小沢一郎代表は社民党福島瑞穂党首と電話で協議し、「(衆院法務委などの)現場はカッカしている。『もっとカッカして頑張れ』と言ってある」と説明し、政府・与党との対決姿勢を強調した。
 一方、自民、公明両党は同日午前、国会内で国対委員長会談を開き、「民主党案が採決できないなんて、とんでもない話」との認識で一致。公明党側からは「継続審議にすべきだ」との意見も出た。(06/02 12:36)
http://www.sankei.co.jp/news/060602/sei048.htm

 まあ、さすがに自民党のこの対応もどうかと思うんですが、
じゃあ、民主党はあの案をなぜ出したんだって事になりますね。
はじめから通す気がない「民主党は、自民党に負けない政策・立案集団ですよ」っていうのはうそだったことになりますね。
「自民の案に反対するための、見かけだけの対案だった」
と言うことでしょう。
筋としては、この法案は賛成、修正には反対すべきでしたね。
ですが、自民党もいきなり丸呑みせずにもっと、じわじわと民主党案に近付けていくべきでしたけどね。
後から修正するにしても。