谷垣禎一財相と、麻生太郎外相は本当に東京裁判と靖国問題を理解している

 最近、露出が増えてきたこのお二方ですが、
マスコミは執拗にこの二人に、靖国問題を尋ねます。
それも、国内問題である靖国問題を、中国と絡めて、無理やり国際問題に仕立て上げて。



 しかし、このお二方は本当にこの問題をよく理解しておられて、
二人とも、
靖国参拝は国内問題である。
・宗教法人である靖国神社に政治家がどうこう言うべきではない。
東京裁判は、国際法を無視し、事後法で裁いた問題のあるもの。
・だが、日本はあの判決を、サンフランシスコ平和条約で受け入れて、国際復帰した(ここは国際問題)
・だが、その後に、すべての戦犯は無罪放免すべきという民主運動が起こり、
国会で可決され、それは実現し、日本国内に戦犯はいなくなった。
(ここは国内問題であると同時に、サンフランシスコ平和条約の条項にのっとり、戦犯は釈放された点で、国際問題と言える、つまり国際法的にも戦犯は正式に釈放されている。)
という意見で、自民党もこの5つの原則にのっとり、
今現在日本に戦犯は存在しない
という見解を正式発表したのは、昨年の9月の事です。




 もちろん、
徹底的に、靖国神社について言及すべきでないという谷垣先生、
意見として、まず財団法人に移行してもらい、そこから政府が国営化するのが望ましいと主張する、
麻生先生には違いがありますが、それ以外の前提は二人とも一致しているわけです。
ここをしっかり固めているお二方を前には、
マスコミ内コメンテーターや、司会者が、
いくら、国内問題である靖国問題を国際問題に仕立て上げて、
執拗に質問しても、お二方の知性の高さを顕にするだけでしょうね。