「強制的にCMを見せる」技術、フィリップスが発明

 Royal Philips Electronicsが、テレビの視聴者がコマーシャルの間にチャンネルを変えられなくする、あるいはデジタルビデオレコーダー(DVR)コンテンツのCM部分を早送りできなくする装置を発明した。
 この制限を受けないようにするには、放送局に料金を支払う必要がある。この制限機能は番組単位で実装でき、視聴者が各番組の開始時にいずれかを選択できる。 (CNET Japan)
全文→http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/dvd_recorder/

 これ、番組を作っているスポンサーからすれば当然のことですよね。
CM放送料はそれはもうかなりの高額です。
そんな高額なお金を企業が払うのは、CMを見て欲しいからです。
CMがなくなれば、番組も、つまりTVもなくなってしまいます。
全ての局がNHKみたいに受信料を取らない限りは。
有料衛星放送は残りますね。



 でも、抜け道をあんまり無くしちゃうのも印象的にはマイナスです。
「CMを見たくないなら、CMカット機能使えばいい」
っていう、背景を無くしちゃうとどうしても、あまりいい印象にはなりません。
ただ、昨今はCMカット機能のついた録画装置の普及が伸びる一方ですので、そう考えれば、この処置はまあ、仕方ないのかもしれません。
しかし、TV番組よりCMの方が青少年の集中力を低下させる要因になることを考えると、何か抜け道は残して欲しいとは思いますね。
結局、抜け道を利用する人を増やしすぎないようにするというのが、企業の行き着く先ではないでしょうか。