亀田三兄弟が受ける影響

亀田三兄弟の人気は、
ヤンキー漫画が流行るのと同じ理由だと考えています。
格式とか礼儀、ルール、常識といったものをネガティブに捉え、
それを持っている人々を、筋の通らない悪者にしたて、それを打ち破るということに一種の爽快感を覚えるわけです。
亀田三兄弟の人気については、悪者とはいわないまでも、
格式とか礼儀、ルール、常識というものを打ち壊すことに対する爽快感、
これが人気の一員であることは間違いないでしょう。



 私は、それを快くは思いませんが、そういった事は、
反動、怨恨、アンチテーゼ、色々な名はありますが、常に起こる事だという認識でした。




 ただ、今回の判定は、
亀田サイド自身がそういった悪者のイメージがついてしまったということです。
(私自身は、判定を堂々と、「これがボクシングのルールだ!」とする亀田サイドの態度は間違ったものではないと思いますが)
ここで、亀田サイドが「正規の試合とは別だとしても、再戦したい!!」とでも言えば、
その試合が実現するかはべつにしても、もうちょっとマシになったと思います。
ただ、まあ一ついえることは、ルールや常識のアンチテーゼとして活躍した、亀田興毅がルールに基づいて勝ったということでしょう。