履修漏れ問題について

 原因は受験勉強に偏った事というのはもはや明白ですが、
そこから、受験勉強が駄目だと間違った考えに導く、つまりミスリードする論説が多いですが、
受験勉強というのは、本来、
「大学に行って教養を身につけたい」
という目的の手段であり決して悪い事ではありません。



 多くの学生が受験勉強に対してかなりのエネルギーを使いますし、
さらに多くの学生が興味を持っています。
それなら、その受験勉強で勉強する内容を切磋琢磨して至高なものしていくべきというのは、もはや自明な事でしょう。




 そもそも、多くの進学校や、それを目指している高校は履修漏れはしていないのです。*1
一部の高校が、ミスを犯してしまった。
そこにあった原因は受験対策でしょうが、受験勉強そのものは悪ではありません。

*1:授業の中身はともかく

森元首相に聞く 参院選争点は「日教組壊滅できるか」

http://www.sankei.co.jp/news/061031/sei001.htm

 日教組なんてもうないんだー
って言っても、労組の中ではかなりの位置占めてる。
と言うか、日教組自体は無くても、それと類似した思想があるのは確かで、
自民党政権はそういったものを無くしたいって意味でしょ。

日本は民主主義であるということ

◎対北制裁解除、拉致解決も条件=安倍首相
(時事通信社 - 11月01日 19:01)
 安倍晋三首相は1日夕、北朝鮮が核問題に関する6カ国協議に復帰することに関連し、拉致問題で進展がない限り、日本独自に発動した北朝鮮への制裁措置を解除しない方針を明らかにした。

 首相官邸で記者団が「(6カ国協議)復帰で制裁を緩める考えはあるか」と質問したのに対し、首相は「それはない」とした上で、「わが国はミサイル発射と核実験、また拉致問題で(北朝鮮が)誠意ある対応を示していないことで制裁をかけている。こうした問題が解決されなければ解除することはない」と明言した。 [時事通信社

 拉致解決って言葉だと、
北朝鮮人民民主主義共和国さんは、(舌噛んだ)
「既に二解決済み!」
とか言うでしょ。
だから、全員帰還とか言わないとね。
遺骨返還とかは言わずに。



 ただ、まあ本当に他の人は、お亡くなりになっている場合もありまするけど(北朝鮮ですし)
今の段階では上の様に言うのがいいでしょう。
ただ、まあ、社民党やら、半分社会党民主党が政権とってたらここまでは言えなかったでしょうね。



 にしても、
国民が関心持ってると、ここまでできるんですね。
やっぱり、何だかんだ言っても日本は民主主義。
安倍さんが他にやりたい教育問題や、憲法問題ではここまではっきり言えないでしょうし、
本音とは違う発言をした歴史認識問題についても、
そうなったのは日本が民主主義であるからです。



 要するに、
政治家にもっとやってほしいなら民意から変えろって事。



方法論について
よく、左翼は外でちゃんと活動してるとか言うけど、
そのやり方はもはや支持を得れない。
とりあえず、ネットやらどこかで発言するときに理論武装するぐらいから初めてもいいんじゃないでしょうか。
その仮定で自分の意見を見直し、研ぎ澄ませばなおいいです。
あとは、保守論者が高い社会地位を占めることですね。
これは左翼の手段ですが、効果的です。
まあ、財界には保守論者多いんですけどね。

心に思想を持つ事 政治家として国益を守る事

 安倍総理が、
総理就任前の言動とは随分違った、外交政策を行っている件について。
まずは政治と思想を分けて考えましょう。



 安倍総理
少なくとも、いくばくかの日本人が持っている戦前否定史観、とりわけ昭和否定史観は持っていない。
しかし、外交政策としては、中国や韓国に対して、否定史観と取れるような外交政策を取る。
侵略戦争だといっても、侵略の定義を議論すればいいだけなんですが)



 これにはどの様な意味があるか。
中国や韓国の政治家が、日本を敵として、自分の支持を高める手段を取った。
多くの日本人が、それを理解していないか、理解したうえでそれに屈するべきという考えを持っている。
もしくは、そんな事はたいした問題じゃないと思っている。
その結果として、安倍総理は、日本の歴史に誇りを持ちながらも、
それに泥を塗る選択肢を取らざるを得なくなった。



 しかし、
「日本は神の国」発言で、マスコミからも、自民党以外の全ての政党、
つまり、当時の公明党民主党自由党社民党共産党から総叩きを受けた森総理、
靖国参拝等により、日本人の心を起こした小泉総理に続き、*1
確実にまともに日本の歴史に向き合う思想を持った人物が総理になった事は、
有意義な事であり、この傾向は喜ぶべき事でしょう。



 今、大事なのは、
多くの国民が、ただその心の奥底に思想を持ち、選挙に挑むという事です。
思想を政治に反映させるには、非常に難しいですが、特に、外交政策などでは。
やはり、全ての国民が選挙権を持つ民主制では、国民自信がもっとも重要なのです。

*1:小泉総理の靖国参拝により、国民の靖国への関心は確実に高まり、現に参拝者も増え、パル判事の像まで造られた

教員免許更新制度

<中川自民幹事長>教員免許更新へ関連法案提出の方針
(毎日新聞 - 10月07日 23:41)
 自民党中川秀直幹事長は7日、神奈川県厚木市の会合で講演し、安倍政権の重点施策である教育再生問題に関連して、「10年に1回、教師の免許を見直す。能力と意思と実績を持てなかった先生には免許更新は認めない法案を準備中だ」と述べ、教員免許の更新制度の導入に向けた関連法案を来年の通常国会に提出する方針を表明した。政府は首相官邸教育再生会議を設置し、免許更新制度など学校教育見直しに向けた議論を始め、来年3月に中間報告を行う方針を固めている。【大場伸也】

簡単な試験でいいと思います。
専門教科一科目と、後は一般教養として一科目の計二科目で。
国語の先生なら、国語と一般教養の二科目だけ、
英語や理科は、強制されてはしなくていいって事ですね。



あんまり教員の負担増やすのもどうかと思いますし、
免許だけで色んな問題が解決するわけではないですしね。



でも、書き換え自体には賛成です。
国語の教師のくせに、国語の試験すら受けたくないとかいうのはどうかと思いますし、
それに、例えば、この試験を最高学府である東大の入学試験より上ぐらいに設定すれば、
生徒が、「東大に行きたいんです!」って言った時に、少なくとも、一科目についてはサポートできるようになるでしょ。



個性が大事とか言っといて、
いざ、生徒が最高学府にいって、
個性を延ばしたい、勉強したいって言ったときに、
教師がサポートできない、
あげくの果てに、塾に行け、予備校に行けってどうなんですかね。
国立学校の試験科目全部、塾に通えば、
年間百万以上かかるのに。



知人の息子が通っている高校なんか、
学校内に塾入れて、それで高額な授業料を、別に請求して(希望者だけとはいえ)
それでうちの学校が進学対策もしてます!!
って、宣伝してるんですが、どうなんですかね。
先生が予備校に通って、生徒の夢を手助けしてやるぐらいの発想はないんですか。



もちろん、勉強だけが個性じゃないですよ。
絵がやりたいなら、やればいいし、
音楽や、情報技術やればそれでもいいんですが、
生徒が、大学に行きたいって言えば、教師はサポートしてあげるべきですね。

新政権への礼儀

そういえば、安倍内閣発足から、一度も更新してなかったですね。
安倍晋三先生、第90代内閣総理大臣ご就任おめでとうございます。
日本の行政代表として行動して頂きたい次第であります。



・・・
私個人としては、麻生太郎先生を支持していたわけですが、
例え、誰がなろうと、日本国民として、議会制民主主義のルールにのっとって、
内閣総理大臣になったなら、最低限の礼儀は尽くすべきです。
例え、それが民主党政権もです。
元総理が死去しても、反応の薄い日本人はこの辺りを反省すべきですね。



政策的には賛同すべきところも、そうしかねるところもありますが、
思想と政治という属性をしっかり把握した上で政策を国民が、評価批判できれば、
民度も政策のレベルも上がるでしょうね。
私としては、国民の思想の方の水準を上げる努力を重視するの思想家の役目だと考えます。